NPO法人と社会貢献

NPO法人の活動

NPOとはNon Profit Organizationの略で、非営利組織という意味になります。狭義には1998年に作られた法律である特定非営利活動促進法によって法人格を得た団体、いわゆるNPO法人のことを指しますが、一般には利益の追求を目的としない社会貢献活動や慈善活動を行っている市民団体を広くこの名で呼んでいます。

 

その活動は、福祉・医療・環境保全・文化・スポーツ・国際協力などの分野を主な領域としています。自然災害が発生した場合の復旧・復興支援を目的として一時的に結成されるといったケースもあります。

 

これらの分野はいずれも、社会的ニーズはあるものの営利を目的する私企業ではなかなか進出が期待できません。その一方で、国や自治体の提供するサービスは網羅的・一元的に留まりがちなうえに、関係法令や条例などを整備してからでなければ活動できないため、迅速性に欠けます。
そのため、企業活動と行政のすき間を埋め、地域や個人の実情に沿ったきめ細かなサービスの必要性に応えるものとして、普及・発展してきたのが現在のNPOです。
具体的な活動内容はそれこそ多岐にわたっていますが、地域に密着したかたちで行われる事例が多いようです。たとえば福祉の分野においては、一定地域に住む高齢者や障がい者のために食事を運んだり、医療機関への送迎を行ったり、あるいはスーパーなどが存在しない過疎地で買い物を代行したりといった活動が挙げられます。

 

また、文化の領域においても、地域への奉仕という観点からさまざまなNPOの活動が見受けられます。中でも代表的なのがまちづくり・観光の活動です。たとえば歴史的建造物の保存、里山などの自然環境の保全、地域文化に関する学習機会の提供といった、豊かで文化的な暮らしを実現するための各種の活動がNPOによって担われています。その他、商店街の活性化やイベントの企画、観光客誘致のための情報発信といった地域振興に関わる活動も積極的に行われています。